ますみのど直球人生(仮)

見たものや聞いたもの、考えたことを書いていきます。

セカンドキャリアへの旅路(44)新しい日々の始まり

おはようございます、ますみです。
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前回まで

IITから帰宅した僕。
何か、大きくボタンをかけちがっているような感覚。
物事はもっとシンプルでよいはず。
僕を囚えているものの正体に、意識を向けていったんだ。

僕を囚えるモノの正体

「囚われている」感覚がある。
蟻地獄にハマっている蟻のよう。
その出処、「囚えている」ものに、意識を運ぶ。

言葉にすると、安心。居心地の良さ。慣れ親しんだこと。

「あぁ…」
合点がいった。

脳の扁桃体の反応だ。
自分が慣れ親しんだことは居心地がよく感じる。
慣れ親しんでいないことは、居心地が悪い。

居心地の良さを追求することは、扁桃体の反応の中の人生かも知れない。

そう気付いたとき。
「脳が訴えることと、生命が訴えることは、だいぶ違うんだなぁ」
と、しみじみしてしまった。

僕の生命は、
「どこへだっていけるし、なんだって出来る。」
「生命を生き切る選択が大切」
「この身でできる、あらゆることを体験したい」
そう主張する。

一方、僕の脳は、
「今やってることをひとつひとつ進めよう」
「社員と一緒にいる環境が居心地がいい」
「穏やかに暮らしたい」
と主張する。

「この主張すべてを満たすには、何を知るべきだろう?」
自分の生命に再度、問いかける。

すると、
「資本主義社会に住む選択をする以上、ルールがある」
「結果に対してオープンでいること」
という洞察。

「今やっていることに期限を設けて、その間は結果にこだわらず、やるべきことを全力でやり続ける、というのはどうだろう?」

と、自分の生命と脳に問いかける。
体全体がふっと軽くなるように感じた。
僕はそれをOKと受け取って、出社することにしたんだ。

新しい日々の始まり

新商品に、問い合わせが何件かあった。
ただ、どれも来年度以降使ってみたい、というお話。

「はぁ…」
ため息が出る。 その頃にはお金が尽きて倒産しかねないのだ。

このままだと、後ひと月で、仕事が決まらない社員は解雇する必要がある。
既に通知はしていたけど、他にも出来ることは全てやっておきたい。

覚悟を新たに、やるべきことをひとつひとつ。
淡々とこなす日々。
新商品のお試し案件も決まり、きっちり納品!

そして、出来る限りのことをし尽くした結果。


・・・
・・・
・・・

どうにもならなかった。
直近の持続可能性を満たすほど、仕事が決まらなかった。

全員で集まり、ひとりひとりの気持ちや、今後のことについて語り合った。
会社の経営状況のこと。
仕事が決まらなかった社員は会社都合により解雇にしたい旨も、改めて話した。

嘆きもお祝いも、たくさんあった。
全く新しい分野に進む人。
今後を全く考えていない人。
様々だったけれど、終わる頃には、前向きな場になっていた。

解雇になる人は、一定の期間を経て、退社となる。

これからは、残った仕事の整理。
そして、僕の人生のための仕事を考える必要がある。

寂しさを覚えながら、出来ることからはじめることにしたんだ。

次号に続く。